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好き嫌いが多い子供との向き合い方~ユアプロ栄養士からのメッセージ~

こんにちは。

管理栄養士の佐藤彩香です。

よくジュニアアスリートのお母さんとお話をしていると

「野菜をまったく食べない」

「好き嫌いが多い」

など様々な悩みを聞きます。

私も前職保育園の栄養士をしていましたので、こういった子供たちが多い中でどう食べさせていくのかなどをよく考えていました。

ではここからは好き嫌いが多いお子様を持つ親御さんへのメッセージです。

何か参考にして頂けると嬉しいです。

そもそもなぜ好き嫌いがあるの?

様々な原因がありますが考えられる要因として

子供は味に敏感です。

酸っぱい味や苦い味のする食べ物が苦手傾向にあります。

これは、子どもの方が大人よりも「味蕾」と言われる「食べ物の味を感じ取る舌の器官」が多く、味に敏感だからです。例えば、大人なら気にならないようなピーマンも、子どもにとっては好まない味のする食べ物なのです。

でもそんなことは言ってられない!という親御さんも多いのではないでしょうか。

ここからはポイントを紹介していきます。

まず行動面のアドバイスです。

・子供の食材に対する経験値を増やす

子供は、見て、触って、食べてを繰り返すことで、徐々に馴染みが出てきます。

ただ「食材」=「食べる」ではなく、色んな角度から経験を積ませてあげましょう。

例えば、

・テーブルにお花を飾るように、食材の一部を飾ってみる

・食材の絵をかいてみる。

・粘土など工作で食材を扱ってみる。

などです。小さいお子様には特に反応があります。様々な角度で触れ合う回数を多くしていくことが大事ですね。

・慣れない食べ物は、「味見」をさせる。

新しい食べ物に子供が拒否反応を起こすことは当たり前で、まず「慣れる」ことが大切です。だから、見慣れない食べ物は「味見」をさせていきましょう。

理想的なのは、一緒にご飯を作るなどができている空間で。

よくあるのが、食卓に出すと食べないが、一緒に料理をしたものは食べるという子供が多いこと。「一口食べてみる?」なんて声をかけながら、食べ慣れてないものを食べていくことから始めてもいいかもです。

また食卓の時にもし嫌いな素振りを見せたら、怒ったり、大騒ぎしたりせずに、「味見だけしてみたら」とひと口だけ食べてみることを子供に勧めます。すべて食べなきゃではなく、「味見」として、シチュエーションなどを変えてあげられるといいですね。

・なぜ食べるのかを理解してもらう

言葉が理解できる年頃の子どもには、どうして好き嫌いせずにさまざまなものを食べるのが良いのか説明してあげましょう。

サッカーや野球などスポーツをやっている場合は、そのスポーツがうまくなるために身体を大きくしなきゃだよね?なんて言いながら好きなスポーツと食事の関係を話してあげましょう。

「骨が強くなるよ」「丈夫な体になって、もっとサッカーがうまくなるよ」など、子供のリアクションを見ながら話してあげましょう。それでも難しい場合はコーチやトレーナーや栄養士などの第三者を挟んで伝えてあげましょう。

連携しながらの食育が求められますね。

では次にキッチンで出来る工夫です。

・出汁や調味料にこだわる

素材にこだわっていきましょう。子供は味に敏感です。だからこそ素材が美味しいものには反応も良いです。だからといって一つ、一つの食材にこだわるのはコストがかかります。

それであれば出汁や調味料にこだわりが持てるといいかなと思います。出汁や調味料は毎日使うものです。これらがナチュラルで美味しさがあるものだと料理の質もぐんとあがります。

出汁はもちろん、普段使う調味料を少しこだわっていきましょう。

・旬のもので美味しさを感じさせる

やはり旬のものは美味しいです。

旬の食材を食べさせてあげましょう。味が敏感だからこそ食べてくれるかも。

・食べ物の味付けや形・大きさを変えてみる

例えば、ピーマンやタマネギはみじん切りにして、ご飯と炒めてケチャップライスにする。よくやったのは、人参はハート型や星型に切り抜いてみたりしました。味付けも醤油あじだけでなく、カレー風味にしてみたり、ケチャップにしてみたり、、。

またおにぎりにすると結構食べてくれます。

炊き込みご飯に苦手なきのこが入っていても、握ってあげると食べていたります。

春雨などの麺類が好きなお子様は春雨を混ぜて、野菜を食べさせていくのでもいいですね。

以上ポイントをお伝えしました。

なかなか食べてくれないとモチベーションも下がってしまうかと思いますが、なにかこの記事が参考になると嬉しく思います。

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管理栄養士が勧めるおやつ(間食)の選び方

こんにちは。

普段色々な方とカウンセリングをさせていただいていると、3食の食事以外で取る間食についてたくさんご質問をいただきます。

食事はもちろんですが、間食もポイントを知った上で選ぶことができるとさらにパフォーマンスアップに効果的です!

(お食事については前回のお惣菜の選び方についてもぜひご覧くださいね。)

今日は脂肪を増やさないようにすること、疲労回復や筋力維持につながること、この2点に着目して、間食の選び方についてお伝えします。

成長期のお子様にもおすすめです^^

おやつ(間食)を選ぶ3つのポイント

① たんぱく質が含まれるもの
筋肉はもちろん、ホルモン、酵素、肌や爪、髪などあらゆるものの原料となるたんぱく質。こまめに摂ると吸収率が上がるため、パフォーマンスを上げたいアスリート、痩せやすい身体を作りたい方、脂肪を増やしたくない方にもおすすめです。幸せホルモンと言われるセロトニンの原料もたんぱく質なので、ストレスコントロールにも重要な役割を担っています。
例)ゆで卵、チーズ、高たんぱくヨーグルト、無調整豆乳、枝豆、小魚(アーモンドフィッシュ)、煎り大豆など。

(※たんぱく質については過去のこちらの記事もご覧ください。)

② 果物
ビタミン、ミネラルが豊富な果物。水分も多いので満足感もあり、おすすめです。ビタミンCは抗酸化栄養として知られています。身体を酷使しているアスリートにも積極的にとっていただきたい栄養素です。ただ、果物に含まれる果糖は一番脂肪に変わりやすい糖質なので、摂る時間帯には注意していただきたいです。夜遅い時間帯は避けられると理想です。ドライフルーツも手軽に買えて良いですが、砂糖が添加されていないものを選べるとなお良いですね^^

例)たんぱく質の代謝に必要なビタミンB6が含まれるバナナ。

  ビタミンCが豊富な柿、オレンジ、いちご、キウイフルーツなど。

③ アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類
良質な資質が含まれるナッツ類も間食にはおすすめです。またアーモンドには抗酸化栄養や血管を拡張し、血流をよくしてくれるビタミンEが多く含まれていますので、疲労回復や代謝アップなどにもおすすめです。塩が添加されていない素焼きがおすすめです。

今回ご紹介したものは遺伝子検査の疲労・ストレスにリスクがある方や、筋損傷にリスクがある方にもオススメのものです。

また、コンビニでも買えて手軽に取れるものばかりなので参考になれば幸いです。

ご自身の先天体質を知り、パフォーマンスアップや怪我の予防にをしていきましょう。

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ジュニアアスリートと食事の関係性・考え方

こんにちは。

今回はのテーマは、「ジュニアアスリートと食事の関係・考え方」についてです。

ジュニアアスリートと言っても、年齢カテゴリーは競技によりまちまちです。ここでは成長期である、小学生から中学生の年代における考え方についてお伝えします。

ジュニアアスリートの食事の考え方

アスリートはトレーニングの内容や量に合わせた食事摂取を行うことで、トレーニング効果を最大限に発揮することができ、適切な身体づくり、またはパフォーマンスを上げることができます。

ここで適切な食事摂取ができないと疲労回復ができなかったり、怪我のリスクが上がったりしますが、さらにジュニア期のトレーニングは、臓器や器官の発育を考慮する必要があります。ジュニア期の食事は健全な発育を阻害しないものであることが大前提としてあります。

また、ゴールデンエイジの過ごし方、食事の摂り方が今後の成長に大きく関わります。

ゴールデンエイジとは?

ゴールデンエイジとは、著しく身体が成長したり、運動能力が発達する時期のことです。この時期には様々な運動、スポーツをさせることが重要と言われています。食事も同じで成長が著しいこの時期にどれくらいしっかり食べられるか、選べるかが鍵となると考えています。

ジュニアアスリートの食事の基本

主食、主菜、副菜2品を基準に色々な種類の食品から摂ることが理想と言われています。

ここに果物や乳製品などをプラスする場合もあります。量的に足りているかどうかは体重、体脂肪率などのモニタリングを行う必要があります。

まずは規則正しい食事

1日3食+間食を規則正しく摂ることが重要です。

不規則だったり、食事に偏りがあったり、欠食が続いたりすると発育に支障をきたすだけでなく、体調を崩す可能性もあります。

朝食欲がない場合は、睡眠不足や夜遅い食事が原因となっていることがあります。

夜遅くなった時はどうすれば良い?

規則正しい生活、食事が大事ですが、練習や塾や習い事で帰りが遅くなるというジュニアアスリートも多いです。

夜遅くなった時は何を食べていいのか、食べた方が良いのか、困っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

その場合は消化に負担のかからないものを選ぶことができるとベストです。消化できてないうちに眠ってしまうと、睡眠の質が下がり、パフォーマンスに影響が出てしまう可能性もあります。

例:野菜や豆腐、卵などをしっかり煮たスープ、汁物/ヨーグルト/雑炊など。

特に意識してほしい栄養素(鉄・カルシウム)

成長期は身体、体重が急激に増加し、それに伴い筋肉や骨、血液などが増加します。この時期に鉄が不足してしまうと貧血に陥る可能性もあるので鉄の摂取には注意が必要です。鉄は汗で流れやすいですし、また女子アスリートは月経に伴う出血で鉄が排出されてしまうのでしっかり摂取することが重要です。

鉄はレバー、赤身の肉、魚(マグロやカツオ)、卵、ほうれん草、小松菜などに多く含まれています。さらに鉄の吸収を高めるためにはビタミンC(緑黄色野菜、柑橘類、いちご、キウイフルーツなど)を一緒に摂ることが重要です。

また、骨の構成成分であるカルシウムも摂取する必要があります。カルシウムは乳製品(ヨーグルト、チーズなど)や小魚などに多く含まれていますので積極的に摂ることができると理想です。

食に興味を持ち、自ら選んでいける選択力を身につけよう!

いくつかポイントをお伝えしましたが、まずはジュニアアスリートが自分自身で選ぶ力をつけることができると理想です。食事は一生続くものです。一つ一つの選択の積み重ねで1年後、5年後の身体が変わっていきます。

まずは食に触れること、興味を持っていただくということが、成長や今後食事を選択する力に大きく繋がっていくと考えています。

怪我や身体の不調を防ぎ、パフォーマンスが十分に発揮できるような身体を作っていきましょう。

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今世界のアスリートが注目するビタミンDについて 〜免疫、ストレス緩和とビタミンDの関係性について〜

こんにちは、管理栄養士の大野公子です。

今回は、ビタミンの話をした時に簡単にしか触れられなかった、ビタミンDについて、より深くお伝えしていきます。

特に、最近の研究で明らかになってきた、ビタミンDの免疫力やストレス緩和について、ご紹介していきます。

ビタミンDの新事実?!①免疫力UP

免疫機能には、病原体の侵入をいち早く察知して対応してくれるものと、前回の経験を活かして病原体を攻撃してくれるものとあります。

ビタミンDは、前者の時に活躍する、病原体や老廃物を食べて掃除してくれるマクロファージという免疫機能を活性化してくれることがわかってきました。

さらに、ビタミンDは細菌やウイルスに強い物質を作り出すことで、身体のバリア機能を高めることがわかってきました!

そのため、ビタミンDを十分に摂取することで、風邪やインフルエンザを予防することができるともいわれています。

また、アスリートの場合は、マクロファージが運動をすることでたまった老廃物を掃除してくれることで、リカバリーも早くすることが期待されています!

ビタミンDの新事実?!②ストレス緩和

ストレスを回復させるために必要といわれているセロトニン。

幸せホルモンといわれる、セロトニンは、日光に当たることで合成されます。

ビタミンDは、セロトニンを脳内で体内で合成できない必須アミノ酸であるトリプトファンから合成するのを促進してくれることがわかってきました。

また、セロトニンは、集中力ややる気に関係するドーパミンの調整もすると言われており、精神を安定やさせるはたらきがあります。

先天体質でストレス・疲労にリスクのある方はビタミンDも意識していきましょう!

ビタミンD1日の理想の摂取量は?

▼食品から摂取する場合

ビタミンDが含まれる食品は魚類、きのこの2種類です。

これらの中から色々な食品を組み合わせて摂取することが理想です。

具体的な量に関しては以下の通りです。

・鮭1切れ(約80g)→25.6μg

・ブリ1切れ(約80g)→6.4μg

・サンマ1尾(約100g)→14.9μg

・しらす大さじ2(10g)→6.1μg

・干し椎茸2個(6g)→0.8μg

・椎茸2個(25g)→0.1μg

・エリンギ1個(25g)→0.3μg

魚は少なくとも1日1回はメインのおかずとして食べるようにしましょう。

▼食品以外から摂取する場合

ビタミンDは、日光(紫外線)に当たることで皮膚から合成することもできます。

紫外線に当たる時間が長いほどと体内のビタミンD濃度は濃くなります。

そのため、今のような冬場は紫外線量が少ないため、ビタミンD濃度は低くなります。

まとめ

ビタミンDは、筋肉や骨の怪我予防にも繋がる大切な栄養素です。

冬の今こそ、手や足だけ1日15分程度を目安に日光に当たる習慣をつけ、

積極的にビタミンDが豊富な魚類をしっかり食べましょう!

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ジュニアアスリート必見!秋が旬の食材で、強い身体を作ろう!

こんにちは、
管理栄養士の大野公子です。
秋も深まってきて食材が美味しい時期になりました!
今回は、食欲の秋が旬の食材で身体づくりにオススメの食品についてご紹介していきます!
旬の食材は、美味しかったり栄養価が高いだけではなく、夏なら身体を冷やし、冬なら温めるといったように働いてくれるものもあります。
また出荷数も多く、比較的安価なことが多いのでお財布にも優しい食品になります。
では、秋が旬のオススメ食材をご紹介していきます。

キノコ類

キノコ類は、低カロリーであることから、ダイエットで注目されやすい食品です。しかし、アスリートにも積極的に召し上がっていただきたい食品になります。その理由としては、糖質や脂質などエネルギーを作り出す栄養素を召し上がった時に分解・吸収を助けてくれるビタミンB群を含んでいるためです。これらを摂取することで代謝UPに繋がります。また、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、プレバイオティクスに分類され、腸内に元々住んでいる善玉菌を増やす作用があるといわれています。運動をしていると交感神経が優位になり、消化や吸収の力がどうしても落ちやすいです。しかし、エネルギー不足にならないために食事をたくさん摂取するアスリートは、腸内環境を整えておくことも重要になります。ラップをして電子レンジで温めるだけでも簡単に美味しいおかずを調理することができるので時間がない朝にもオススメの食材です!

サンマ

生食の時と加熱した時の100gあたりの栄養素を比較してみました!

  生食 エネルギー  335kcal
     多価不飽和脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)7.70g

  加熱 エネルギー 270kcal 
     多価不飽和脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)3.00g

秋刀魚は特に多価不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。どちらも必須脂肪酸なので、食品から摂らなければいけない栄養素となります。特に、EPAは血液をサラサラにしてくれるため、先天体質で疲労回復にリスクのあった方は、疲労物質を体内に蓄積させないためにも積極的に摂取したい栄養素となります。カウンセリングをする中で、「魚は刺身でも大丈夫ですか?」と、よくご質問をいただきます。加熱することで多価不飽和脂肪酸が減少するといわれていますので、もちろんお刺身でも大丈夫です!(よくスーパーなどで売られている刺身セットだと10g程度の切り身で売られていることが多く、1回の量は焼き魚の方がたくさん召し上がれます。そのため焼き魚がNGというわけではありませんのでご注意ください。)

※お刺身の場合、鮮度が落ちてしまうと多価不飽和脂肪酸も酸化してしまい、せっかく身体に良い脂が少なくなってしまうので、刺身で召し上がるときは、鮮度の良い物を召し上がってください。

カツオ

春どれカツオ(初鰹)と秋どれカツオ(戻り鰹)の100gあたりの栄養素を比較してみました!

  春どり エネルギー114kcal 
    多価不飽和脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)0.14g
    ビタミンD 4.0μg

  秋どり エネルギー165kcal 
    多価不飽和脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)1.84g
    ビタミンD 9.0μg

よく戻り鰹は「脂がのっている」と言われる通り、良質な脂質(詳細はこちら)が豊富です!

また、筋肉の発達や骨の強化のために重要と言われているビタミンD(詳細はこちら)も倍ほど含まれています。

同じ重量でもハイカロリーなので、少食のお子様にも身体づくりのために(詳細はこちら)オススメの食品になります。

なかなか身体が大きくならない・・・とお悩みのご家庭もあるのではないでしょうか?
身体を大きくするにも、骨と筋肉、内臓系、神経系などの多方面から考えていく必要があります。10歳未満の場合には、まだ成長期に入っていないだけかもしれません。また身長の伸びが緩やかになってきて、筋肉量を付けるために筋トレなどを始めているご年齢の方もいらっしゃるかと思います。遺伝子検査をすることによって筋肉の性質が分かり、筋肉の肥大のしやすさや、体脂肪のつきやすさ、骨代謝などの先天体質を知ることができます。それにより、より意識すべきこともわかります。ぜひ一生に一度の遺伝子検査をお役立てください。

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管理栄養士が教えるコンビニで買える練習後の補食の選び方

こんにちは。

管理栄養士の佐藤彩香です。

本格的な夏が近づいてきましたね。夏バテはしていないでしょうか?

今回は、管理栄養士が教えるコンビニで買うことができる練習後の補食選び方についてお伝えします。

練習が終わったら、コンビニで補食を買って食べる習慣がある方も多いのではないでしょうか。練習が終わって家が近い方は、食べる必要性がない場合もあるかと思いますが、練習直後は身体がエネルギー源などの栄養素も枯渇している状態ですので、家まで距離がある選手は、なおさら補食を食べていきたいところです。

ではどんなものをコンビニで買えばよりいい補食になるのかを解説していきます。

まずは水分とミネラルを補給しよう

水分は運動前から運動中、そして運動後にしっかり摂っていくことが大事です。

一気に飲むのではなく、こまめに練習後の水分を身体に入れることが大事です。身体が運動で熱を持っている状態が多いと思いますので、なるべく冷たい状態(温度でいうと5度~15度)の水分を摂っていきましょう。

発汗が多い場合は、水分だけでなく、電解質(ミネラル)も身体からなくなっていますので、スポーツドリンクなどを飲んでもよいかなと思います。

コンビニですと、 スポーツドリンクや普通の水などを買いましょう!

エネルギー源である糖質を摂ること

運動をするとエネルギー源が枯渇していきます。

そのためその枯渇したエネルギーをしっかり摂っていきましょう。

運動後、なるべく早いタイミングで糖質を摂取することで筋グリコーゲンの回復が早まると言われています。

国際スポーツ栄養学会の見解によれば、素早い筋グリコーゲン回復の為には、運動終了後30分以内の糖質摂取が望ましいとされています。

目標とするべき糖質の摂取量は、スポーツ栄養の国際的なガイドラインによると

1.0~1.2g/kg 体重/時間です。

例えば、体重50㎏の選手であれば運動終了後1時間に、大きめのおにぎり1個(糖質およそ55g)や、エネルギーゼリー1個程度(糖質およそ45g)を摂取する感じです。

コンビニだと、 鮭おにぎりやたらこおにぎりなどの脂質が少ないく、シンプルに糖質がとれるおにぎりや、バナナ1本の果物や100%ジュースなどでもいいですね! あとはカステラやあんパンなど少し甘みのあるものやエネルギーゼリーの方が喉に通るようであればそのようなものでも良いですね。 量は体重によって変わるので、裏面を見て糖質量はチェックしていきましょう。

糖質+たんぱく質も摂れると良い

枯渇したエネルギー源として糖質をしっかり摂ることとそこにプラスしてたんぱく質をプラスしていくといいと言われています。

糖質を1.0~1.2g/kg 体重/時間摂れない場合は、たんぱく質を20g追加していくと良いというデータもあります。

コンビニですと

おにぎりの具をたんぱく質が摂れる鮭やたらこなどのもの

ゆで卵、豆乳、牛乳、ヨーグルト、チーズなどがお勧めです。

最近ではプロテインもコンビニで購入できるようになったので、足りない場合はうまく組み合わせてみてください。

以上です。

ぜひ3つのポイントに気を付けて、コンビニで買える食品で補食を揃えてみてくださいね。

また補食は、身体の疲労の回復を促進させるうえでも大切です。

遺伝子検査を受けると疲労の原因となりやすいものが分かります。

ぜひ先天体質を知ってよりいい選択が出来るようになるといいですよね!

一生に一度の検査もぜひご検討くださいね!!

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ジュニアアスリート必見!秋にお勧めしたい「補食食材」

こんにちは。

あっという間に涼しくなり、朝晩冷え込むようになりましたね。

食欲の秋!という言葉があるくらい、秋は美味しい旬の食べ物がたくさんありますね^^

近年、季節関係なくいろいろな食材を楽しめるようになっていますが、旬のものは栄養価が高く、美味しく食べることができます。

どうせ食べるなら栄養価が高いものを取りたいですよね!

今回は秋の旬で、手軽に取れる補食におすすめの食材をご紹介します。

特に食事以外の捕食をしっかりとってほしいジュニアアスリートにはオススメです^^

①さつまいも

秋の味覚!さつまいも!9〜11月が旬です。

食物繊維、ビタミンCが含まれているので補食にはぴったりです。芋類のビタミンはでんぷんに守られていて加熱されても壊れにくいのも嬉しい特徴です。

〜オススメの食べ方〜

・焼き芋

さつまいもはゆっくり加熱することで甘くなるので、250℃のオーブンで30分じっくり焼くと美味しくできます。

・干し芋

最近スーパーやコンビニでもよく見る干し芋は手軽に買えるので補食にオススメ。

蒸した芋をスライスして天日干しにしたものです。

購入されるときは裏の表示を見て、添加物や砂糖などが含まれていないものを選べると良いですね。

・さつまいもご飯

補食におにぎりを食べているという方は多いのではないでしょうか?

旬のさつまいもが一緒に取れるさつまいもご飯でおにぎりにしても良いですね。冷めても美味しいですよ^^

カットしたさつまいもをご飯と一緒に炊くだけです!お好みでミネラル豊富な塩を入れて炊いても美味しいです。

・味噌汁

もしスープジャーをお持ちのご家庭があったら寒い時期は汁物を持っていくというのも良いですね。汁物は具沢山にして色々なものが取れますし、身体も温まりますね。

②柿

エネルギー源となる糖質とビタミンC、カロテンなど疲労回復や怪我の予防に重要な栄養素が一緒に取れる柿。

エネルギー補給にはぴったりです!

〜オススメの食べ方〜

・干し柿

こちらも先ほどご紹介した干し芋同様、スーパーでも購入でき、手軽に食べることができますね。

・冷凍柿

冷凍するとシャーベットのように意外と美味しく食べることができるんです。

あまり寒い日だと食べにくいですが・・・昼の時間帯やしっかり動いて暑い時などはぴったりです。

今回は手軽に取れるオススメの補食についてでした。

補食は食事だけでは補えない栄養素をとるために必要ですが、時間がない時にさっと食べられるものが良いという声をよく聞きます。

手軽に食べられるもので栄養価の高いものを選び、パフォーマンスアップ、怪我の予防をしていきましょう。

遺伝子検査ではご自身の先天体質を知ることができます。

そこで怪我の予防により必要なもの、体重のコントロールをするために気をつけた方が良いことなど体質に合ったものを知ることができます。

ぜひご自身の体質を理解し、競技に活かしていただけると幸いです。

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食欲がなくなる夏に気を付けて!疲労を蓄積してしまう食事の落とし穴!

こんにちは。

今年の夏は猛暑日が多く、焼けつくような暑さですね。

こんな暑い日が続いていると食欲も落ち、食べやすい麺類(うどん、そうめんなど)が多くなりませんか?

食欲が落ち、食べられないという場合には、食べやすいものを選ぶというのは一つの方法ですね!

ただ、麺類や単品のメニューだと食事の内容が偏ることもあり、それが疲労の蓄積の原因になる可能性があります。せっかくの食事、パフォーマンスをしっかり発揮できるように工夫して食べることができると理想ですね。

今回は疲労を蓄積してしまう食事の落とし穴、そしてそれを防いでいく方法についてお伝えしていきたいと思います。

糖質だけにならないようにする

麺類は糖質に偏りやすいメニューの一つ。

糖質はエネルギー源のため、しっかりとっていただきたい栄養素の一つですが、しっかりエネルギーに変えるためには、糖質だけではなく代謝させるための補酵素が必要です。補酵素がないと代謝がうまくできないため、うまく代謝できなかった糖質は疲労物質になり、疲れやすい、疲れが取れない、朝起きるのがつらいという症状が現れやすくなります。また、糖質に偏ってしまうと血糖値の乱高下が起こりやすく、これも疲労感や倦怠感を感じやすくなります。

①補酵素であるビタミンB群が含まれているものをプラスする

糖質を代謝させるために必要な補酵素とはビタミンB群です。 糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関与しているビタミンB群。ビタミンB群をしっかり摂取できると食べたものをしっかりエネルギーに変換してくれます。

また、水溶性であるため、こまめにとっていただくことが理想です。

ビタミンB群はたんぱく質と一緒に含まれていることが多いので、たんぱくが含まれるものを選んでいただくと選びやすいです。

ビタミンB群の中でも、特にビタミンB1は糖質の代謝に必要なので、食べたものをエネルギーに変えるためには意識して取ることができると良いですね。

【ビタミンB群に属するビタミンは8種類】

ビタミンB1:豚肉、大豆、うなぎなど。

ビタミンB2:レバー、牛乳など。

ナイアシン:タラコ、カツオ、マグロなど。

ビタミンB6:カツオ、マグロ、鮭、さんまなど。

葉酸:菜の花、ほうれん草、枝豆など。

ビタミンB12:レバー、牡蠣、さんま、あさりなど。

ビオチン:卵、納豆、落花生など。

パントテン酸:納豆、ニジマス、鶏レバー

②食物繊維をとる。

糖質に偏ってしまうと、血糖値の乱高下が起き、疲労感・倦怠感、空腹感を感じやすくなります。

血糖値の乱高下を避けるため、食物繊維(野菜、キノコ類、海藻類など)を取りましょう。

うどん、そうめんは具沢山にして野菜やわかめ、キノコなどを足すことができると手軽に食物繊維を取ることができます。

具沢山の麺類や汁物など食べやすいものを工夫しながらとっていただけると、疲れにく身体を作っていけます。

ぜひ少しずつ足してみることを意識してみてくださいね!

今回ご紹介したものは遺伝子検査の体脂肪の項目でインスリンの項目にリスクがある方にもオススメのものです。

遺伝子検査では、怪我のリスクや脂肪のつきやすさなどを知ることができ、体調管理やウエイトコントロールをする上では役立ちます。

ぜひご自身の先天体質を知り、パフォーマンス向上に役立てていただければと思います。

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管理栄養士が教える食事と睡眠の関係性

こんにちは。

管理栄養士の佐藤彩香です。

暑い日が続きますが、寝苦しい夜が続いていないでしょうか?

暑さで睡眠の質が落ちていないでしょうか?

本日はアスリートに大事な睡眠と食事の関係性についてお伝えします。

睡眠の質を食事から高める方法に触れていきますので、睡眠の質を高めていきたい方はぜひチェックくださいね!

睡眠はアスリートにとって大事である

日本スポーツ振興センターより

アスリートにとって睡眠は、コンディショニングの中でもトレーニングや大会への準備やリカバリー(疲労回復)手段として必要不可欠な生活習慣と言われています。

一般的に、成人の平均睡眠時間は7〜9時間、子どもの平均睡眠時間は9〜10時間とされています。一般成人の平均睡眠時間と比べて、オリンピアンの平均睡眠時間は、8時間半と比較的長いのです。

そのためアスリートは睡眠をしっかりしていくことはコンディショニング管理には欠かせないことだということがわかりますね。

また睡眠は身体を休めるだけでなく、子供の成長において大きな役割を担っています。

乳児期から思春期にかけて急激な伸びを示しますが、身長は成長ホルモンと呼ばれる物質がはたらくことによって伸びます。この成長ホルモンがもっとも多く分泌されるのが睡眠時のため、質のよい睡眠をとることが子供の成長には大切になります。

ジュニアアスリートは、

身体を休めてコンディショニングしていくことと、身体を大きくすることなどに深く関わっていますね。

睡眠の大事さが分かって頂けたかと思いますので、次からは、睡眠と食事の関係性についてお話します。こんな食生活になっていると、睡眠の質が下がってしまいますので、ぜひチェックしていきましょう。

①寝る直前に食べていないか

夜遅くのお食事は質の高い睡眠を阻害してしまいます。

そのため夜遅くのお食事にならないようにしましょう。ただ練習のスケジュールの関係などでどうしても避けることが出来ない場合もあると思います。その時は、

・分食を心がける

→1回の食事を練習前と練習後や、練習直後と帰宅後などに分けて、なるべく夜遅くのお食事の量を減らしていくことです。例えば、練習前にもしっかり糖質のおにぎりやバナナを補給して、練習直後もそういった糖質類を食べておきます。そうすると帰宅後は、おかずや汁物を食べて糖質を多く摂らないで済み、1回の食事の量の負担も減っていきます。

・消化のいいものにする

→どうしても遅くに食べざるおえない場合は、消化のいい形で身体に取り入れましょう。

おじやや柔らかく煮込んだうどんなど水分を含ませて、柔らかくしてしておくのも方法の1つです。あとは油っぽい食事内容にならないようにしたり、食物繊維(芋類、根菜類、玄米などの穀類など)を大量に摂らないなどの工夫があるといいなと思います。

②朝ごはんをしっかり食べるいるか

朝ごはんをしっかり食べることは、夜の睡眠の質を高めていくためにも大事なことです。

朝ごはんを食べることで1日のスイッチが入ります。またその朝ごはんにしっかりたんぱく質食品をとっていけるといいです。

その理由として、たんぱく質は分解されたトリプトファンというアミノ酸が夜のメラトニンという睡眠に必要なホルモンに変換されるからです。

メラトニンをしっかり夜に分泌させるためには、朝にトリプトファンを摂取していくことが大事になります。卵料理や納豆やヨーグルトなどたんぱく質が含まれている食品を朝にしっかり食べる習慣をつけましょう。またバナナにも多く含まれているので、バナナを食べていくのも手軽で続けやすいと思います。

③身体を冷やしすぎない

練習場は暑く、家が冷房で冷えている。

そんな環境の変化の中にアスリートはいます。そうするとそういった環境の変化が身体へとストレスを与え、自律神経の乱れを起こしてしまいます。自律神経が乱れると、質の高い睡眠ができにくくなります。

身体がほてっていると、食欲も沸かないので、身体を冷やす冷たい飲み物や、夏野菜などを食べることが多くなると思いますが、そればかり飲食せずに、温かい汁物や、身体を温める根菜類などの野菜も摂っていけるといいです。

以上睡眠に関係する食事のことをお伝えしました。

ぜひ私生活に活かしてみてくださいね。また先天的体質を知ると睡眠の質などの遺伝子結果もわかるようになっており、もっと細かくケアが出来ると思います。

ぜひ一生に一度遺伝子権をご検討してみてくださいね。

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管理栄養士が教える食事のレパートリーの広げ方

こんにちは、管理栄養士の大野公子です。

コロナの感染拡大によりアスリートが自炊に取り組むことも増えてきたり、

ご家族が家にいるために、以前より作り置きをされる方も増えてきたのではないでしょうか。

しかし、毎日の献立を考えるのは大変ですよね。

忙しい中、一人で考えていると、同じようなメニューになってしまうことも少なくないと思います。

そこで、今回は、少しでも簡単にレパートリーを増やす方法についてお伝えさせていただきます。

レパートリーを増やす3つのポイント

1,メインを決める

まずは、肉、魚、卵、大豆製品など、メインとなる食材を決めましょう。

肉や魚の場合は、種類も考えて見てください。

魚の場合であれば、サケ、アジ、サンマ、ブリといった感じです。

特に、魚は旬の時期によってスーパーに並ぶ魚も変化してくるので、 四季に合わせていくつか種類をあげられるとより良いかなと思います。

このように考えておくと、連日同じようなメイン料理が続くことも少なくなるのではないかと思います。

2.調理法を考える

同じ調理法ばかりというのも、物足りない感じがするのではないでしょうか。

そのため、朝食に焼き物を作ったのであれば、昼食は煮物にしてみよう、夕食は茹でた料理にしてみよう、という様に変化を付けていくと、考えやすいかと思います。

3.味付けをアレンジ

食卓に目を向けると、醤油を使った茶色いメニューばかりになっている・・・

なんてことはありませんか?

塩味が欲しい場合は、ソースやケチャップに変える

唐辛子やニンニク、生姜など香辛料や薬味を使う

チーズや鰹節をかけるなど少しだけアレンジを加えるだけでも、

見た目も味も変化して食事の楽しさもプラスされると思います。

1〜3を意識してベースを作った後、

先天体質や旬に合わせて食材の使用頻度を変化させたり、食材をチョイスしてみてください

例えば、、、

骨にリスクがあれば魚の回数を増やしてみようかな

疲労にリスクがあれば副菜にフルーツサラダを用意してみようかな

といったイメージです。

また、似た様な食材(キャベツとレタス、ブロッコリーとカリフラワーなど)を

置き換えてみるのもレパートリーを変える方法にもなる思います

難しく感じて時間がかかってしまいがちですが

食材や味付けを変えるだけで立派なメニューができあがります!

ぜひお試しください。