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管理栄養士が教える!食欲がない時に子供に出したいレシピ3選

こんにちは。

管理栄養士の大野公子です。

前回の記事は、食欲がない時に意識する食事のポイントをお伝えさせていただきました。 今回も引き続き、食欲がない時の食事を具体的なレシピでご紹介させていただきます。

特に、ジュニア選手の場合、普段から食が細くて悩まれている保護者の方も多いのではないでしょうか?

特に、今はコロナウイルスの感染予防などのためにも食欲がない時でもしっかり食べて、体力を落とさないようにすることが大切です!

また、カウンセリングの中でも多くの方から「練習後に疲れすぎて食事が食べられない」というお声も伺います。そんな時にもオススメなレシピを3つご紹介します!

①冷汁

夏や練習後に食欲が落ちやすい原因は、体温調整がうまくいかなかったり、過剰な発汗によって体の水分が不足してしまうことにあります。

水分が不足すると、自律神経の働きが乱れるため、多くの場合、消化器の機能が低下し、食欲不振に陥ります。

そんな時にまずはこの1杯!

【材料】

・豆腐   60g

・きゅうり 25g

・塩    小1/3

・ミョウガ お好み

・大葉   お好み

Aすりごま 大1

A味噌   大1

Aねりごま 大1

B白だし  50ml

B水    150ml

・ご飯  150g

【つくり方】

1、豆腐は食べやすい大きさにスプーンできる

2、きゅうりは小口切りにし、軽く塩をふり、3分後、水気を絞る

3、ミョウガと大葉は千切りにして水にさらしてからあげておく

4、A、Bをそれぞれ混ぜ、AにBを加えて溶かす

5、お茶碗にご飯を盛り、1〜3を順番に盛り付け、最後に4をかけて完成!

※具材がないとズズズッと食べられてしまうので、噛む回数が減ってしまいがちです。

噛むことを省略してしまうと消化・吸収にもよくないので、きゅうりやナッツなど、食感を楽しめる具材をプラスしましょう!

②パプリカのマリネ

大事な試合の前は、緊張やストレスで食べられなかった、、、

そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。

結果を出さなきゃ、活躍しなきゃ、というプレッシャーなどの悩みや不安による精神的なストレス、疲労、怪我など、身体的なストレスが続くと、自律神経の交感神経が過剰に刺激されます。

そのため、消化吸収を促進する副交感神経の働きが抑えられ、食欲が増しにくくなります。

そんな時はこちら!

【材料】

・パプリカ    40g

・タコ      30g

・オリーブオイル 大1/2

・酢       大1/2 (穀物酢よりもりんご酢などフルーツの酢を使うと味がマイルドになりオススメです)

・砂糖      小1

【つくり方】

1、パプリカは縦半分、横半分に切り、5mm幅にスライスする

  タコも食べやすい一口大の大きさにカットする

2、パプリカはグリルで焦げ目がつく程度に加熱する

3、調味料は混ぜ合わせておく

4、2に1をあえて完成!

③魚の缶詰と納豆のぶっかけうどん

長期休暇では食事の時間が乱れやすかったり、夜まで活動していて睡眠不足になったりなど不規則な生活になりがちです。不規則な生活リズムは、自律神経が乱れ、胃腸の不調や食欲不振を引き起こします。

そんな時はこちらのメニューがオススメです。

【材料】

・うどん     1人前(流水麺だと火を使わなくて便利です)

・ツナ缶(水煮) 80g

・納豆      1パック

・麺つゆ     大2

・サラダ菜    10g

・青ネギ     少々

【つくり方】

1、サラダ菜は一口大にカットする

2、納豆はタレと麺つゆと合わせ混ぜ、ツナ缶は水気を切っておく

3、うどんは茹でお皿に盛り付ける

4、3に1、2を盛り付け完成!

※納豆を卵に変えてもGOOD!

また、ツナ缶ではなくサバ缶を使ったり、味付きの煮魚の缶詰めを使ってもタンパク質やオメガ3系の脂肪酸を摂取できますし、美味しく出来上がります(煮魚缶の場合は、麺つゆの量は味を見ながら加減してみてください)

食欲が落ちる原因は上記のように様々ですが、遺伝子検査を行うことで、特に何を意識すればいいのか知ることができます。

例えば、疲労が溜まりやすかったり、ストレスを感じやすい先天体質の方は特に②のレシピはぜひ自分で作りおきしておくと便利です!

食欲がない時に、普段通りの量を出されても食べにくいと思いますので、まずは冷たいものや酸味の効いたものを食べることで、だんだんと食欲が湧いて、いつもの量を食べられることもあります。「まずは1口食べてみよう」を意識していただければと思います!